×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
+=== Akato's personal Web-log @ Ninja ====+
| |
「豆腐小僧双六道中ふりだし」(京極夏彦 著)
「豆腐小僧双六道中ふりだし」(京極夏彦 著)読了。
豆本ってこんなに厚かったか?というのが最初の印象である。 大体重いし、寝転がって読むのが読みづらい、半身浴しながら読書なんてことも無理だ。 だけど面白い、読まずにはいられない。ひどい話である。 いや話は滑稽である愛嬌さえある、だがテーマが重い。 ようは、何故に存在し、何ゆえにこの世から消えるか、ということである。 ほらみろ、ひいた。そんな哲学的なモチーフなぞ古臭い、辛気臭い、重苦しい。 それを埋めるように文章は軽妙で、狂言回しは軽佻浮薄、いわゆる馬鹿である。 馬鹿なのだが、真剣である。ふざけている様子でいて、ちともふざけていない。 そういうキャラである。そういうキャラの話である。 たぶんどこかで感じているようなこと、誰しもが考えるそんなこと、些細な気づきでさえ、やたら定義づけされる世の中である、 それを曖昧な姿のままにしてくれないのならば、結局は私たちもそういうキャラで化けて出るしかない? 豆腐小僧双六道中ふりだし PR コメントを投稿する
この記事のトラックバックURL: <<ダ・ヴィンチ・コード(ダン・ブラウン著) | ブログトップ | 自分用Bot>> | ブログ内検索
最新トラックバック
アクセス解析
月暦
Amazonサーチ
Google
忍者ポイント広告
|