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「豆腐小僧双六道中ふりだし」(京極夏彦 著)
「豆腐小僧双六道中ふりだし」(京極夏彦 著)読了。

豆本ってこんなに厚かったか?というのが最初の印象である。
大体重いし、寝転がって読むのが読みづらい、半身浴しながら読書なんてことも無理だ。
だけど面白い、読まずにはいられない。ひどい話である。
いや話は滑稽である愛嬌さえある、だがテーマが重い。
ようは、何故に存在し、何ゆえにこの世から消えるか、ということである。
ほらみろ、ひいた。そんな哲学的なモチーフなぞ古臭い、辛気臭い、重苦しい。
それを埋めるように文章は軽妙で、狂言回しは軽佻浮薄、いわゆる馬鹿である。
馬鹿なのだが、真剣である。ふざけている様子でいて、ちともふざけていない。
そういうキャラである。そういうキャラの話である。

たぶんどこかで感じているようなこと、誰しもが考えるそんなこと、些細な気づきでさえ、やたら定義づけされる世の中である、
それを曖昧な姿のままにしてくれないのならば、結局は私たちもそういうキャラで化けて出るしかない?

豆腐小僧双六道中ふりだし
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